Tex2018~一日目~
こんばんは、岩手はかなり寒いどすえ。特に明日からかなり冷え込みます。頑張ります。
Tex2018の一日目終わったので、感想を共有していきたいと思います。
一日目感想
Tex2018というイベントで、岩手県陸前高田市に行ってきました。
新幹線で二時間半ほど移動し、その後バスで食堂に向かいご飯を食べました。
食堂からまたしばらく移動し、陸前高田市に向かいました。
陸前高田はまだまだ復興が完了しているわけではなく、防潮堤や、盛り土もいまだ工事をしている状態です。
まず、陸前高田をみて心に浮かんだことが、更地、工事中、被災、という言葉でした。
津波にのまれ甚大な被害を受けた土地はいまだ建物がなく、海の近くはほとんど更地でした。
見える建物は工事中の新しい道の駅、海から少し離れたところにホームセンターや、小規模のイオン、コンビニがいくつか、巨大な防潮堤、そして津波の傷跡を物語る震災遺構。
震災遺構とは震災の記憶や教訓を後世に伝えるために、取り壊されずに保存された建物で、陸前高田にも四つの震災遺構があります。
海の近くにある小学校、奇跡の一本松の後ろにあるユースホテル、津波から逃れるために住民が屋上に避難し津波の被害を免れたアパート、そして旧道の駅。
この四つが陸前高田の震災遺構として取り壊されず残っています。
震災遺構は市町村により保存される基準が違いますが、陸前高田の場合はその建物で人が亡くなっていないというのが基準だそうです。
自分はアパートを最初バスの窓から見たのですが、津波の被害を受けた階は部屋も、ベランダも、階段もぐちゃぐちゃになっていました。
その光景を見た瞬間、本当に津波がこの町を襲ったんだと実感しました。
じわりじわりと自分の中に震災の現実味が生まれました。
次に旧道の駅を見ました。
ここはさっと前を通っただけでした。
機会があれば近くで見てみたいです。
次に見たのが奇跡の一本松とユースホテルです。
奇跡の一本松を見てその前で陸前高田で復興活動されている方のお話をお聞きしました。
その方は自分たちに「せっかく生きているんだから、自分が本当にやりたいことやってほしいし、人間は簡単に亡くなる、なので今の内から家族や友人といった親しい人との時間を大切にしてほしい」と言ってくれました。
その言葉は震災によって親しい人をなくされた方の心からの言葉だったと思います。
その言葉を聞いて自分の目標も変わりました。
元々死ぬとき後悔しないが目標だったのですが、明日死んでも後悔しない生き方をするに少し変わりました。
というのも、死ぬときに後悔しないというのは、自分の中で80歳くらいまで生きるのが前提でした。
しかし、陸前高田に行って、生きていること、明日を無事に迎えられることが当たり前ではないことに気づかされました。
こうして生きてブログを書き、自分の感じたことを伝えることが出来るのも生きているおかげです。
なので、今日できることは今日やる。
正直ブログも明日の空いている時間に書こうとしましたが、それでは遅いと思いました。
生きていないかも、もし死んでいたらこの気持ちや考えを発信し、誰かの考える機会を、誰かの価値観を変える機会を作れないかもしれない。
それは死んで後悔するので、その日のうちに書こうと決めました。
実際、陸前高田に行ってみて、本当に百聞は一見に如かずだということを痛感しました。
被災地や震災についてテレビで見たり、スマホのニュースで見たりしても本当のところは分かりません。
実際に陸前高田にいって、その地で頑張る人の声を聞いても完全に理解しているなんて烏滸がましいことでしょう。
しかし、テレビやスマホの情報で分かった気でいるより、実際に足を運んで自分の五感で感じることの方が、気づきや学びを圧倒的に感じることが出来ます。
一日しかいない自分がここまで言う資格なんてないかもしれません。
ですが、陸前高田で復興活動している方や、陸前高田の現状、震災の時の状況を聞くと、とても胸が締め付けられ、涙が浮かぶと共に、何か自分にできることはないかという考えが頭に浮かびました。
このイベントの最終日には、陸前高田で懸命に頑張っている方に提案することが出来ます。
なので、本気で考え、本当に陸前高田のためになるような提案をしたいと思います。
皆さんも、一度足を運んでみてください。
きっと色々なことに気づき、学ぶことが出来ると思います。
自分で考え感じたことは一生ものです。
そして自分の価値観や、考えに強く影響してきます。
なので、陸前高田に限らず様々な事を自分の目と耳で感じてみてください。
それでは、また次回。